【ls・chmod・chown】Linuxでのパーミッションの確認・設定方法

2022年3月30日水曜日

Linux

パーミッションの確認・設定方法



 今回はCentosを含むLinuxでよく使うコマンドである「lsコマンド」と「chmodコマンド」、「chown」を紹介します。パーミッションとは「アクセス権」のことです。

 〇目次

  1. lsコマンド
  2. chmodコマンド
  3. chownコマンド

 1.lsコマンド

 まずはlsコマンドです。lsコマンドは下にある通り、ファイルやディレクトリ(フォルダ)の情報を表示します。


 lsコマンドには多くのオプションがありますが、ここではファイルの権限を表示できる「-l」オプションを取り上げています。「l」は「long」のlです。


 ①のシンボリックリンクとはWindowsで言うショートカットだと思ってください。下で説明しますが、②、③、④それぞれのアクセス権を変更するのに「chmodコマンド」を使用します。そして、⑥、⑦の所有者・所有グループを変更するのに「chown」コマンドを使用します。

 2.chmodコマンド

 上でも説明した通り、chmodはファイルやディレクトリのアクセス権を変更するコマンドです。


 パーミッションの設定方法は以下のように記します。

 例1 ) 「index.html」というファイルを
   所有者は読み取り(r)、書き込み(w)、実行(x)可能、
   グリープは読み取り、実行可能、
   その他は実行のみ可能 にしたい場合
# chmod 751 index.html

 3.chownコマンド

 chmodはアクセス権を変更するコマンドだったのに対し、chownはファイルやディレクトリの所有権を変更するコマンドです。

 例2 ) 「index.html」というファイルの所有者をrootに変更する場合
# chown root index.html

 例3 ) 「index.html」というファイルの所有グループをrootに変更する場合
# chown :root index.html

 例4 ) 「index.html」というファイルの所有者・所有グループをrootに変更する場合
# chown root:root index.html

 変更した結果は最初に説明した「ls -l ファイル名」で確認できます。

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大学3年。小学のころから電子工作が好きです。現在はIoTデバイスの制作やドローンの制作などをしています。

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